ハクサンセレーネ（2019年生、母エタニティ）

ハクサンセレーネ（2019年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ギリシャ神話の月の女神」。毛色は栗毛。種牡馬のハクサンムーン（当時10歳）と交配したエタニティが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷口牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

12月19日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は434kg。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

3歳（2022年）

3月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4月30日、中7週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月19日、中2週で迎えた5戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

7月9日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアイアムラベンダーに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月9日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原明良騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

11月6日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

12月17日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

4歳（2023年）

1月7日、中2週で迎えた10戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

4月8日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

6月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から37kg戻して迎えた12戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、カッコウスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた13戦目は、サンダースライダー賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のナヴィリオに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月1日、中5週で迎えた14戦目は、竜胆特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

9月26日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、お月見スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

10月18日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、オパール特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

5歳（2024年）

4月12日、約6か月の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた17戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五イ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた18戦目は、馬い!淡路いざな味好評発売中記念（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は山中悠希騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。