エプソムダンディー（1995年生、母ロジーチークス）

エプソムダンディー（1995年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のエルセニョール（当時11歳）と交配したロジーチークスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）昭和牧場。戦績は、中央平地14戦2勝、中央障害4戦0勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の桑折特別(500万下)。

経歴

デビュー前

エプソム愛馬会にて総額2,300万円（11.5万×200口）で一口馬主が募集された。

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

3月29日、デビュー戦は亀山泰延騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた3戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のゴールデンシリーズ第6戦（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月18日、中7週で迎えた5戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた9戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のリキアイメガミをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月11日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスーパーレーザーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月8日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（3戦1勝）。17頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく17着に終わった。

12月5日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、J.ムルタ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’98ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2200m 雨/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた13戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の香取特別（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

4歳（1999年）

1月6日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。

5月1日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は池田鉄平騎手（4戦1勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

7月3日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月20日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月11日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったアブクマライアンからクビ差の2着に惜敗した。