ヴァンクール（1988年生、母シュトローム）

Vainqueur

1988.04.19

ヴァンクール（1988年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のスイフトスワロー（当時11歳）と交配したシュトロームが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）三好牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の一般D3ニ。

経歴

デビュー前

前田禎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

2月24日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず13着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

9月22日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、堀井雅広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた4戦目は、岡山定夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた5戦目は、玉井智光騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（1992年）

4月19日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、山ノ井良浩騎手を鞍上に迎えて、一般D3ホ（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のワカアトランテックに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月3日、中1週で迎えた7戦目は、一般D3ホ（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山ノ井良浩騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったキャプテンホークからクビ差の2着に甘んじた。

5月19日、中1週で迎えた8戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般D3ニ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた9戦目は、一般D3ニ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のユーワルミエールに半馬身の差をつけて制した。

6月29日、中1週で迎えた10戦目は、一般D3ハ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月16日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、一般D3ハ（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。