ノーブルシェイド（2021年生、母クラシックチュチュ）

ノーブルシェイド（2021年2月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+木陰」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時10歳）と交配したクラシックチュチュが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桜井牧場。主な勝ち鞍は2024年のファイナルレース。

経歴

デビュー前

1歳のとき、桜井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、吉木伸彦によって704万円で落札された。

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

12月17日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は542kg。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた2戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

3歳（2024年）

1月13日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

4月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

6月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、濱尚美騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の智靖祝誕生日特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の愛猫モモ20歳特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で濱尚美騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（高知ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で濱尚美騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のファイナルレース（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で濱尚美騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサヨノコントラストをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

9月16日、中5週で迎えた10戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のファイナルレース（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

9月29日、中1週で迎えた11戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のクロダイ特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた12戦目は、ふか誕生記念特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は濱尚美騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったファーストリッキーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

10月27日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3 17（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で濱尚美騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた14戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C3 14（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクラックオブドーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。