アマミシーザー（1987年生、母キークライネ）

アマミシーザー（1987年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサイドチヤペル（当時5歳）と交配したキークライネが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高岸順一。戦績は、中央平地24戦3勝2着4回、地方9戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の霞ケ浦特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

坂本栄三郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

7月9日、デビュー戦は塚越一弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず3着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚越一弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で塚越一弘騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた4戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1700m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったキングオブトラックにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3歳（1990年）

3月11日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、佐藤吉勝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったラッキーセブンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月25日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤吉勝騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤吉勝騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のユーワビルに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月12日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下の八重桜賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤吉勝騎手（3戦1勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったミュージックタイムに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4歳（1991年）

1月20日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハーバーアロウにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

2月9日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のユーワアトラスをクビ差振り切って断然人気に応えた。

3月10日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の霞ケ浦特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のナスノローランを半馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

4月20日、中5週で迎えた12戦目は、晩春ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

12月22日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’91ジョッキーズグランプリ（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

5歳（1992年）

2月2日、中5週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（4戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下のテレビ埼玉杯（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（5戦2勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

3月14日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’92グローバルカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

4月11日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の安房特別（中山芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

6月6日、中7週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の石和特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（8戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

11月29日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

12月26日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に敗れた。

6歳（1993年）

1月24日、中3週で迎えた22戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1800m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

3月20日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

5月8日、中6週で迎えた24戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

7月19日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、白谷正美騎手を鞍上に迎えて、文月特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた26戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般A2（上山ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月22日、中0週で迎えた27戦目は、葉月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は白谷正美騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた28戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白谷正美騎手（2戦0勝）。5頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた29戦目は、一般A2（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で白谷正美騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた30戦目は、神無月特別（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は小国博行騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた31戦目は、一般A3（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた32戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた33戦目は、霜月特別（上山ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。