ミスターライオン（1999年生、母ハーバーカレン）

ミスターライオン（1999年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時6歳）と交配したハーバーカレンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハーバー牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着1回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の初日の出賞(1000万下)。

経歴

デビュー前

成宮明光厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

12月1日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のオランジュリーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2002年）

1月19日、中4週で迎えた3戦目は、3歳500万下の若竹賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

3月17日、中7週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったアルスブランカに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月14日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下の山藤賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

10月13日、約6か月の休み明けで迎えた6戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のショウナンパシオンに2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

12月8日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の千葉テレビ杯（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

4歳（2003年）

1月5日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の初日の出賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のパブリックイメージに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月23日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上1600万下のアメジストステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（3戦2勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

3月22日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のスピカステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

9月6日、約5か月半の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の魚野川特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村宏司騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく18着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の白井特別（中山芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

11月22日、中8週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く17着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の幕張特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。

5歳（2004年）

4月3日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

11月7日、約7か月半の休養明けで迎えた18戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下のトウカイテイオーメモリアル（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のイシノヒカルメモリアル（中山芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

6歳（2005年）

1月10日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（6戦2勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

3月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

9月21日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた24戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、長月特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

10月26日、中4週で迎えた25戦目は、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた26戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の茜浜特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。