ブラックショコラ（2003年生、母クインティアラ）

ブラックショコラ（2003年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黒＋チョコレート」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックホーク（当時9歳）と交配したクインティアラが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）田原橋本牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方20戦5勝2着5回。2006年のオパールカップ(地方重賞)に勝利した他、2006年の岩鷲賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

千葉博厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2005年）

7月16日、デビュー戦は板垣吉則騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオウシュウクラウンを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

8月16日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦の若鮎賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマツリダアーティスを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

10月3日、中6週で迎えた3戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリュウノブライアンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月30日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦の黄菊賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で板垣吉則騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るマツリダアーティスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

11月20日、中2週で迎えた5戦目は、2歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で板垣吉則騎手（4戦2勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

12月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、2歳戦の寒菊賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で板垣吉則騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3歳（2006年）

1月2日、中2週で迎えた7戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミステリーゴットを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を奪取した。

4月8日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳戦の七時雨賞（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダンディキングを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4月23日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、3歳戦のスプリングカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の岩鷲賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダンディキングを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のはまなす賞（盛岡芝1600m 雨/稍重）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたオウシュウクラウン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月25日、中3週で迎えた12戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサマーカップ（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオウシュウクラウンを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

7月23日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は菅原勲騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のカズノマックイーンをクビ差振り切って5勝目をマークした。

8月6日、中1週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月18日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、3歳G1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（7戦3勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた16戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、夕刊フジ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

11月25日、中4週で迎えた17戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた18戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、ハッピーエンド特別（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた19戦目は、うまステ賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

4歳（2007年）

2月19日、中7週で迎えた20戦目は、アメジスト賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

3月30日、中5週で迎えた21戦目は、レグルス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた22戦目は、オメガ賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。