スリーリターン（2000年生、母ノーリターン）

スリーリターン（2000年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時15歳）と交配したノーリターンが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地25戦0勝2着3回、地方3戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の水仙特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

6月22日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたサクラフェラーリ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

9月20日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で本田優騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2004年）

1月3日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のレッツトライに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

1月23日、中2週で迎えた9戦目は、水仙特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトータルアセッツに半馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

2月9日、中1週で迎えた10戦目は、さくら草特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒシコーナスから1馬身差の2着に敗北した。

3月7日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（7戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

3月21日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（8戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったビッグランボーにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

4月10日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（9戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（10戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6月19日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の檜山特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（11戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた16戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の十和田湖特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（12戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（13戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

8月28日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（14戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（15戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったアサクサムスタングに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月3日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（16戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5歳（2005年）

3月5日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（17戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた23戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（18戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月21日、中6週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（19戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（20戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。