マルダイダンサー（1989年生、母コウシユハシボレー）

マルダイダンサー（1989年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時10歳）と交配したコウシユハシボレーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地39戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は1993年の千歳特別(500万下)。

経歴

デビュー前

小西登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

10月12日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 雨/不良）に出走。馬体重は466kg。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた4戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた5戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3歳（1992年）

2月2日、中6週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、勝ったセンショウダッシュに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月22日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったキョウエイキーマンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月8日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヨウメイテイオーを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

3月28日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、勝ったキタサンヤマトにねじ伏せられて6馬身差の2着となった。

4月18日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下の山藤賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下の夏木立賞（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で的場均騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

6月6日、中3週で迎えた12戦目は、4歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場均騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

10月10日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で的場均騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で的場均騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシャトーグリスターに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月14日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で的場均騎手（10戦2勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の南総特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で的場均騎手（11戦2勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた17戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

12月26日、連闘で迎えた18戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したアルハンブラハイに半馬身届かず2着となった。

4歳（1993年）

1月9日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメロンパワーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

2月14日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の早春賞（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で水野貴広騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

3月13日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の常陸特別（中山芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で水野貴広騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の勝浦特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で水野貴広騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の舞浜特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（12戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったトミケンドリームに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

5月16日、中3週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の鎌倉特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（13戦2勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

6月19日、中4週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下の千歳特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（14戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセフティグランダーを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

7月17日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（15戦3勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月20日、約4か月の休養明けで迎えた28戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（16戦3勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（17戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたトモエボンバー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

5歳（1994年）

1月16日、中2週で迎えた31戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず最後はクリスタルナイトと並んで8着同着となった。

6歳（1995年）

2月19日、約13か月半の休み明けで迎えた32戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた33戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた34戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鹿島特別（中山芝2500m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

5月20日、中4週で迎えた36戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で高山太郎騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた37戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で高山太郎騎手（5戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

7月9日、中4週で迎えた38戦目は、5歳以上900万下の彦星賞（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で高山太郎騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた39戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のラジオ福島賞（福島芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で高山太郎騎手（7戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。