マリンヴィクトリー（2000年生、母マリンパシフィック）

マリンヴィクトリー（2000年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名より＋勝利」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時13歳）と交配したマリンパシフィックが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）パシフイック牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方25戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の一般D3-2。

経歴

デビュー前

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

3月8日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず14着に敗れた。

4歳（2004年）

4月22日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D4-2（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったゼンノキオウから1馬身半差の2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた4戦目は、一般D4-3（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のウインサルバドルに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月20日、中1週で迎えた5戦目は、一般D4-1（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のアポイファントムに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月1日、中1週で迎えた6戦目は、一般D3-1（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた7戦目は、一般D3-1（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた8戦目は、一般D3-2（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のスパートリボンに3馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

7月21日、中2週で迎えた9戦目は、一般D2-1（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた10戦目は、一般D2-1（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で五十嵐冬樹騎手（7戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月29日、中7週で迎えた11戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般D2-2（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月7日、連闘で迎えた12戦目は、一般D3-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた13戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた14戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、日高ケンタッキーファーム特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月31日、中6週で迎えた15戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シーアイリスに交わされて2馬身半差の2着となった。

5歳（2005年）

1月10日、中0週で迎えた16戦目は、井上悦児騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた17戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

2月13日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

2月20日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

2月27日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月6日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3月12日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダイヤモンドプリマに1馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

3月21日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

4月10日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉富隆一郎騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

4月17日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で倉富隆一郎騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた26戦目は、山本和幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。