トレジャーシップ（2017年生、母ミッションヒルズ）

トレジャーシップ（2017年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「宝船。宝物を積んだ船。父名、母母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時18歳）と交配したミッションヒルズが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、チャンピオンズファームから「北海道サマープレミアムセールサラブレッド1歳」に上場され、山田弘によって1,188万円で落札された。

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

2月8日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るトゥルブレンシアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2021年）

1月5日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

3月6日、中8週で迎えた3戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月16日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

7月11日、中7週で迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

10月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（4戦1勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

5歳（2022年）

1月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず13着に終わった。

3月26日、中7週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

6月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

7月17日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C3 14（高知ダート800m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた14戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（高知ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったダノンロイヤルに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた15戦目は、プリちゃんは幸せ特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヒカリオーソに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6歳（2023年）

3月29日、約7か月の休養明けで迎えた16戦目は、一般C3-10（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のフェルグランツをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。

4月16日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3-10（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3-10（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クリノマンゲツに半馬身交わされて2着となった。

6月17日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のブルックレットに2馬身の差をつけて優勝

7月14日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ウルティマンに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

8月3日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた23戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のサンエルサに3馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

11月15日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、で一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のオーリプカレディに5馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

12月1日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のエムオーコマチに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月14日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鴨宮祥行騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

12月21日、連闘で迎えた27戦目は、ノースポール賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鴨宮祥行騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

7歳（2024年）

1月28日、中4週で迎えた28戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、ふたご座特選（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた29戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、おうし座特選（佐賀ダート900m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた30戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、オリオン座特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

3月31日、中4週で迎えた31戦目は、ペルセウス座特選（佐賀ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた32戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、アンデュレイトに半馬身交わされて2着となった。

5月4日、中1週で迎えた33戦目は、早苗月賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のヨシオドライヴに1馬身半の差をつけて7勝目を掴み取った。

5月13日、連闘で迎えた34戦目は、一般C1-7（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月27日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、多草月賞（佐賀ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったシエルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月9日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた36戦目は、一般C1-5（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で飛田愛斗騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた37戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、深緑賞（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。