シゲルチャグチャグ（2012年生、母オーデコロン）

シゲルチャグチャグ（2012年5月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋祭名『チャグチャグ馬コ（岩手）』より」。毛色は鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時10歳）と交配したオーデコロンが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）長浜牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着2回。2014年のもみじステークス(オープン)で3着に入った他、2014年のききょうステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、長浜牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって157.5万円で落札された。

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

8月2日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のデンコウハシャに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

9月27日、中4週で迎えた3戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

11月8日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

3歳（2015年）

2月28日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月19日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（8戦1勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、フェアラフィネにクビ差交わされて2着となった。

6月6日、中1週で迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、勝ったオヒアにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

7月4日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（9戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（10戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月20日、中8週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（11戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

10月17日、中3週で迎えた15戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

12月5日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の気力で渋太く粘り続けて、最後は2着のゼアミをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

4歳（2016年）

1月10日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた18戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた19戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

3月26日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の岡崎特別（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り込んで、最後は2着のスマートカルロスをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

4月23日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の彦根ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦1勝）。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下のシドニートロフィー（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

6月26日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

7月17日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、3歳以上1000万下のフィリピントロフィー（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

8月28日、中5週で迎えた25戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の別府特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の仲秋ステークス（阪神芝1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井学騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。

5歳（2017年）

3月25日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の岡崎特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（7戦1勝）。17頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚が残っておらず17着に終わった。