ボーンスキルフル（2015年生、母ボーンスター）

ボーンスキルフル（2015年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「生まれながら手先が器用なこと」。毛色は青鹿毛。種牡馬のショウナンカンプ（当時17歳）と交配したボーンスターが20歳のときに産んだ14番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の稲妻ステークス(3勝クラス)。

経歴

デビュー前

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

1月28日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた2戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

6月2日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

6月17日、中1週で迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

7月15日、中3週で迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイラティーシャをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

11月17日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

12月2日、中1週で迎えた7戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のスリーケープマンボを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

12月15日、中1週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

4歳（2019年）

2月10日、中7週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、トーセンアルバータに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月23日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、トワイライトライフにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2020年）

1月19日、約11か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの巌流島特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

2月15日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から26kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの邁進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のファストアズエバーをクビ差制して久々に勝ち星を挙げた。

6月14日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのUHB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性のガッツでゴールまでタレずに走り切り、5着を確保した。

8月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のヒロイックアゲンに2馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

10月25日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、ルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 晴/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。15着に敗れた。

6歳（2021年）

1月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg絞って迎えた17戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのカーバンクルステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた18戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず18着に終わった。