ファストアズエバー（2016年生、母ラヴアズギフト）

ファストアズエバー（2016年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「相変わらずの速さ。スピード感溢れる馬に。母母名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時19歳）と交配したラヴアズギフトが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業株式会社那須野牧場。2020年のルミエールオータムダッシュ(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額1,200万円（6万×200口）で一口馬主が募集された。

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月29日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は442kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた2戦目は、B.アヴドゥラ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るアシャカドを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

10月21日、中8週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた4戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3歳（2019年）

2月16日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

4月27日、中7週で迎えた7戦目は、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は畑端省吾騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた8戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

7月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。最後は、勝ったナランフレグから1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月4日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月5日、中8週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラスの飛翔特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。最後は、2着のアリエスムーンに3/4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月20日、中1週で迎えた12戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。17着に敗れた。

4歳（2020年）

2月15日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は畑端省吾騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

5月10日、中9週で迎えた15戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの邁進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。最後は、勝ったボーンスキルフルからクビ差の2着に惜敗した。

5月23日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

8月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 曇/不良）に出走。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月17日、中9週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（4戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。最後は、2着のクラシコに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月25日、連闘で迎えた19戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 晴/重）に出走。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。3着に入った。

5歳（2021年）

2月28日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの下関ステークス（小倉芝1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

5月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。