インストレーション（2011年生、母ライラックノカオリ）

インストレーション（2011年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「就任」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時8歳）と交配したライラックノカオリが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）庄野牧場。戦績は、中央平地11戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,200万円（2.4万×500口）で一口馬主が募集された。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

5月24日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。馬体重は534kg。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

6月14日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。

8月10日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のザンブローネに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月31日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のメジャーステップに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月7日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の松戸特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったリッカルドにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

4歳（2015年）

1月10日、中1週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月9日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の中ノ岳特別（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたロードフォワード決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中1週で迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白馬岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

5歳（2016年）

4月3日、約10か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったジェイケイライアンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月25日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。