サマーウィッシュ（2006年生、母コスモアリオン）

サマーウィッシュ（2006年5月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋願い」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時9歳）と交配したコスモアリオンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方24戦4勝2着4回。

経歴

デビュー前

サラブレッドクラブライオンにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月14日、デビュー戦は荻野琢真騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。17頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に敗れた。

3歳（2009年）

1月10日、中3週で迎えた2戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

2月28日、中6週で迎えた3戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた4戦目は、目迫大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のベルエキップをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3月22日、連闘で迎えた5戦目は、3歳（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で目迫大輔騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、イルトロヴァトーレにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月28日、連闘で迎えた6戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で目迫大輔騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月4日、連闘で迎えた7戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 雨/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は目迫大輔騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた9戦目は、一般E6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で目迫大輔騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に終わった。

7月18日、連闘で迎えた10戦目は、一般Eハ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で目迫大輔騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

7月25日、連闘で迎えた11戦目は、一般E8（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で目迫大輔騎手（6戦1勝）。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた12戦目は、森井美香騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 雨/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

9月5日、中3週で迎えた13戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般E6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月13日、連闘で迎えた14戦目は、一般Eハ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は目迫大輔騎手（7戦1勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したジョウノダンサーを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

9月18日、連闘で迎えた15戦目は、一般E6（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で目迫大輔騎手（8戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

9月27日、連闘で迎えた16戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般Eハ（高知ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウエスタンヴァースに7馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月2日、連闘で迎えた17戦目は、一般E8（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアタゴコマンダーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗れた。

10月9日、連闘で迎えた18戦目は、一般Eホ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のネヴァークラフトを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

10月31日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、一般E4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は目迫大輔騎手（9戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた20戦目は、一般E6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦2勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のユーリカランチを半馬身振り切って優勝

12月6日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、土佐西南公園特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は目迫大輔騎手（10戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

12月12日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた22戦目は、南関東LJCC第1戦（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた23戦目は、一般Eロ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は目迫大輔騎手（11戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したアウトを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

12月31日、中1週で迎えた24戦目は、エスケープハッチ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で目迫大輔騎手（12戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2010年）

2月5日、中4週で迎えた25戦目は、一般E2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

3月5日、中3週で迎えた26戦目は、一般E2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は目迫大輔騎手（13戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。