シャドウパルマン（2004年生、母レインボーミノリ）

シャドウパルマン（2004年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋童話の中の英雄の名前」。毛色は栗毛。種牡馬のキンググローリアス（当時18歳）と交配したレインボーミノリが19歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は石原牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着2回、中央障害5戦0勝2着1回、地方1戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、石原牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって367.5万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、飯塚知一によって1,365万円で落札された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月21日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

10月28日、連闘で迎えた2戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり18着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚がパッとせず17着に終わった。

3歳（2007年）

5月6日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスハルター特別（船橋ダート1700m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったフジノイチヒメにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったケージーファントムに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

8月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

9月9日、中4週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ウインスラッシュに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月22日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

4歳（2008年）

5月10日、約7か月半の休養明けで迎えた12戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月18日、連闘で迎えた13戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

7月19日、中8週で迎えた14戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月7日、中6週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月26日、中6週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったワイズタイクーンから1馬身1/4差の2着となった。

11月8日、中1週で迎えた17戦目は、カタール賞（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は4戦連続で高野和馬騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。