ウインヤード（2011年生、母レディルナ）

ウインヤード（2011年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勝者の場所」。毛色は鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時23歳）と交配したレディルナが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地16戦0勝2着2回、中央障害16戦2勝2着2回、地方3戦1勝。2016年の東京ジャンプステークス(JG3)で2着に入った他、2016年の清秋ジャンプステークス(障害3歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

11月9日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

3歳（2014年）

1月18日、中4週で迎えた4戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月18日、中3週で迎えた5戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインシャイン特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3月18日、中3週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストビット特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたデコイ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月20日、中1週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のメイフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るインフォーマーを豪脚で3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

5月31日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は原田和真騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた11戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の八雲特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

4歳（2015年）

1月24日、約7か月の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は原田和真騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキクタロウにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

2月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

4月12日、中7週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の花見山特別（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で原田和真騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた16戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

8月16日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

10月10日、中7週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

10月18日、連闘で迎えた19戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた20戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/重）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルマークをクビ差制して久方ぶりに勝ち星を挙げた。

12月5日、中2週で迎えた21戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦1勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。14着に終わった。

5歳（2016年）

1月9日、中4週で迎えた22戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（2戦1勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた23戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で高野和馬騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で高野和馬騎手（4戦1勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月9日、中6週で迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高野和馬騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月30日、中2週で迎えた26戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。13着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた27戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったユキノスライダーから3馬身差の2着となった。

6月25日、中5週で迎えた28戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったオジュウチョウサンから1馬身半差の2着となった。

8月27日、中8週で迎えた29戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大江原圭騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。6着に沈んだ。

9月24日、中3週で迎えた30戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大江原圭騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウヒデタダに2馬身半の差をつけて3勝目を収める

10月16日、中2週で迎えた31戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大江原圭騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6歳（2017年）

3月25日、約5か月半の休み明けで迎えた32戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大江原圭騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた33戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り曇/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で大江原圭騎手（6戦1勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月18日、約7か月の休養明けで迎えた34戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で大江原圭騎手（7戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月23日、中4週で迎えた35戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で大江原圭騎手（8戦1勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。