マコトアルカディア（2009年生、母マコトエンエン）

マコトアルカディア（2009年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋理想郷」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時10歳）と交配したマコトエンエンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着2回、地方12戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年のこいぬ座特別(一般B1)。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

3月31日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は406kg。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

4月22日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

6月10日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

6月17日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に終わった。

8月12日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、ヤマニンネレイスに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、トーセンマグナムに3/4馬身交わされて2着となった。

9月1日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

12月4日、中9週で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、枇杷の花賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、アキヨシに交わされて7馬身差の2着に敗北した。

12月20日、中1週で迎えた11戦目は、蕪賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスズカアタックに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月27日、連闘で迎えた12戦目は、日英シャッター杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヒカルアヤノヒメに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2013年）

1月14日、中2週で迎えた13戦目は、孔雀座特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、ナムラジャーナルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

1月28日、中1週で迎えた14戦目は、こいぬ座特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のヒルノカンクンに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月18日、中2週で迎えた15戦目は、まこと&まなみ結婚記念杯（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマックスロノを3/4馬身振り切って断然の支持に応えた。

5月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。14着に敗れた。

6月16日、中5週で迎えた17戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

7月15日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、ジョッキーバトル・ファイナル（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

7月31日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた19戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、葉月特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた20戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、盛夏特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、タケデンイエローに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

9月4日、中1週で迎えた21戦目は、撫子賞（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた22戦目は、子馬座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

10月15日、中3週で迎えた23戦目は、神無月特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。