マーティンオート（2010年生、母オートクリス）

マーティンオート（2010年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋馬主名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時13歳）と交配したオートクリスが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）広富牧場。戦績は、中央平地30戦3勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

10月27日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマイアイポイントにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

11月11日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のドリーボヌールに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2013年）

3月31日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

4月28日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた7戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、金沢城賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

10月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着を確保した。

11月3日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2014年）

3月29日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

4月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

5月4日、中1週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月24日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のビリオネアに1馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

6月22日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月12日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したカレンコティヤールにアタマ差届かず2着に惜敗した。

10月25日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサトノユニコーンに2馬身半の差をつけて優勝

11月8日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（6戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

5歳（2015年）

3月1日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に敗れた。

6月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上1000万下のリボン賞（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦3勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

8月1日、中4週で迎えた22戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず17着に終わった。

10月11日、中9週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（8戦3勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月7日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（9戦3勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（10戦3勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

6歳（2016年）

4月16日、約4か月半の休み明けで迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（11戦3勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

5月8日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（12戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

6月12日、中4週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の小金井特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

10月15日、約4か月の休み明けで迎えた29戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（13戦3勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

12月4日、中6週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の鳴海特別（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（14戦3勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

7歳（2017年）

2月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。