パクサ（2008年生、母ピアプリマドンナ）

パクサ（2008年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「強制（インドネシア語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のスパイキュール（当時8歳）と交配したピアプリマドンナが20歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は藤春修二。戦績は、中央平地15戦3勝2着1回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤春修二から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイズによって262.5万円で落札された。

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

2月12日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 小雪/稍重）に出走。馬体重は532kg。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

2月19日、連闘で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のテルバイクに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月1日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアルデュールを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

6月12日、中5週で迎えた4戦目は、3歳1000万下のあおぎりステークス（阪神ダート1800m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月30日、中6週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の麒麟山特別（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（4戦2勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

11月5日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の伊勢佐木特別（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で武士沢友治騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の晩秋特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で武士沢友治騎手（6戦2勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮し、3着に入った。

12月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で武士沢友治騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2012年）

1月9日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で武士沢友治騎手（8戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で武士沢友治騎手（9戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したオメガスカイツリーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月19日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で武士沢友治騎手（10戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るレックスパレードを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って3勝目を掴み取った。

5歳（2013年）

7月21日、約17か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で武士沢友治騎手（11戦3勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

8月11日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で武士沢友治騎手（12戦3勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

9月14日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の松戸特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で武士沢友治騎手（13戦3勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

10月12日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の昇仙峡特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で武士沢友治騎手（14戦3勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

12月6日、中7週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた16戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一陽特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6歳（2014年）

1月10日、中4週で迎えた17戦目は、鯛ノ浦特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では稟性の闘争本能でゴールまでタレずに走り切ったが、4着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のガーネット賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた19戦目は、如月特別（船橋ダート1700m 雪/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。