ウィジャボード（2001年生、母Selection Board）

ウィジャボード（2001年3月6日）は、イギリスで生まれた競走馬、繁殖牝馬。2004年にBHB賞年度代表馬、エクリプス賞最優秀芝牝馬、カルティエ賞年度代表馬及び最優秀3歳牝馬、2006年にエクリプス賞最優秀芝牝馬、カルティエ賞年度代表馬及び最優秀古馬を受賞した。毛色は鹿毛。種牡馬のCape Cross（当時7歳）と交配したSelection Boardが20歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地2戦0勝、海外20戦10勝。2006年のプリンスオブウェールズステークス(英・G1)に勝利した他、2005年の香港ヴァーズ(香・G1)を制するなどの活躍をした。

経歴

2歳（2003年）

10月3日、E.アハーン騎手を鞍上に据えて、23頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。

10月21日、J.スペンサー騎手を鞍上に迎えて、6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のRydalに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月1日、鞍上は2戦連続でJ.スペンサー騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（2004年）

5月2日、K.ファロン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のプリティーポリーステークス（イギリス・ニューマーケット芝2012m）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のSahoolに6馬身の差をつけて久々の一戦をモノにした。

6月4日、牝馬限定3歳G1のオークス（イギリス・エプソム芝2420m）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でK.ファロン騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のAll Too Beautifulに7馬身の差をつけてG1初挑戦初制覇を果たした。

7月18日、牝馬限定3歳G1のアイリッシュオークス（アイルランド・カラ芝2414m）に出走。鞍上は3戦連続でK.ファロン騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のPunctiliousに1馬身の差をつけてG1・2勝目を挙げた。

10月3日、J.ムルタ騎手を鞍上に迎えて、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。19頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月30日、鞍上はK.ファロン騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のFilm Makerに1馬身半の差をつけて3つ目のG1タイトルを奪取した。

4歳（2005年）

6月15日、G1のプリンスオブウェールズステークス（イギリス・ヨーク芝2063m）に出走。鞍上はJ.スペンサー騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月24日、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のプリンセスロイヤルステークス（イギリス・ニューマーケット芝2414m）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のBrioletteに2馬身半の差をつけて重賞4勝目を挙げた。

10月29日、J.ベイリー騎手を鞍上に迎えて、14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、勝ったIntercontinentalから1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月27日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上はK.ファロン騎手（4戦4勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

12月11日、G1の香港ヴァーズ（香港・シャティン芝2400m）に出走。鞍上は2戦連続でK.ファロン騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のシックスセンスに2馬身3/4の差をつけて4つ目のG1タイトルを手中に収めた。

5歳（2006年）

3月25日、G1のドバイシーマクラシック（アラブ首長国連邦・ナド・アル・シバ芝2400m）に出走。鞍上は3戦連続でK.ファロン騎手（6戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月23日、G1のクイーンエリザベス2世カップ（香港・シャティン芝2000m）に出走。鞍上はL.デットーリ騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月2日、G1のコロネーションカップ（イギリス・エプソム芝2420m）に出走。鞍上は2戦連続でL.デットーリ騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったShiroccoから1馬身3/4差の2着に敗れた。

6月21日、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、G1のプリンスオブウェールズステークス（イギリス・アスコット芝2004m）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のElectrocutionistに半馬身の差をつけて5つ目のG1タイトルを手にした。

7月8日、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、G1のコーラルエクリプスステークス（イギリス・サンダウン芝2002m）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月5日、牝馬限定G1のナッソーステークス（イギリス・グッドウッド芝1991m）に出走。鞍上はL.デットーリ騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のAlexander Goldrunを短アタマ差制して6つ目のG1タイトルをつかんだ。

9月9日、G1のアイリッシュチャンピオンステークス（アイルランド・レパーズタウン芝2012m）に出走。鞍上はJ.スペンサー騎手（3戦1勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったDylan Thomasからクビ差の2着に甘んじた。

11月4日、鞍上はL.デットーリ騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のFilm Makerに2馬身1/4の差をつけてG1・7勝目を挙げた。

11月26日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続でL.デットーリ騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。