エムケイオペラ（1999年生、母ウメノピンキー）

エムケイオペラ（1999年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のグランドオペラ（当時15歳）と交配したウメノピンキーが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）旭牧場。戦績は、中央平地14戦0勝、地方13戦4勝2着2回。2002年のウインターカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、旭牧場から「北海道8月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、旭牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、倉口吉太郎によって262.5万円で落札された。

大和静治厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（2001年）

9月15日、デビュー戦は草地保隆騎手を鞍上に据えて、2歳（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。馬体重は453kg。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月22日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のヒダカイチに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月12日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で草地保隆騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた4戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、2歳（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のウイニングテイオウに2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

3歳（2002年）

7月13日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のグラジオラス特別（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。12着に敗れた。

7月27日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた7戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた8戦目は、畠山信一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサルビア特別（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったアパルダーから3/4馬身差の2着となった。

9月21日、中1週で迎えた9戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のダリア賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳A2（盛岡ダート1600m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のタカノヴェルサスに3/4馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

10月19日、中1週で迎えた11戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のハーベストカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のトチノホマレをハナ差制して優勝

11月17日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦の楓賞（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた13戦目は、菅原順騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のウインターカップ（水沢ダート2000m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、ナノテクノロジーに交わされて1馬身差の2着となった。

4歳（2003年）

1月18日、中6週で迎えた14戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた18戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝2000m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

5月4日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のテレビ埼玉杯（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の三陸特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

8月2日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

8月23日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（6戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（7戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

10月19日、中5週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（8戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず11着に敗れた。

11月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。