フォルティス（2000年生、母ロルフィート）

フォルティス（2000年6月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「勇気ある（ラテン語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時7歳）と交配したロルフィートが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マギーファーム。戦績は、中央平地11戦0勝、地方20戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上B1-2。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額900万円（9万×100口）で一口馬主が募集された。

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月6日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は434kg。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

3月2日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着を確保した。

3月22日、連闘で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

3月29日、連闘で迎えた5戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた6戦目は、菊池憲太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

4月28日、連闘で迎えた7戦目は、3歳戦のナイスビット特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（4戦0勝）。17頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

7月19日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

8月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

8月17日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋明騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月28日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋明騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

4歳（2004年）

2月25日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-2（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた14戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4月7日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のナムラファンタジーを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月4日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上C9-2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C8-3（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゴッドヘイローを捕まえ切れず、約11馬身差の2着に敗北した。

6月2日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C8-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で有馬澄男騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマッキーシルビアを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて優勝

6月16日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C5-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で有馬澄男騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイケノチリペッパーに3馬身の差をつけて制した。

7月8日、中2週で迎えた20戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナモンアガシを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

7月29日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上B3-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスイートプロテアに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月13日、中1週で迎えた22戦目は、静御前特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

9月23日、中5週で迎えた23戦目は、3歳以上B1-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（8戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセイントブルースに4馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

10月11日、中2週で迎えた24戦目は、ファストステージ”1230”（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

5歳（2005年）

5月2日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、4歳以上B2-2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（9戦5勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上B2-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（10戦5勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた27戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた28戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上B1-2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（11戦5勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた30戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1-2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

9月28日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、3歳以上B2一（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は小谷周平騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に終わった。