シャンハイジャパン（2001年生、母ドースクダイリン）

シャンハイジャパン（2001年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のシャンハイ（当時12歳）と交配したドースクダイリンが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は山田政宏。戦績は、地方15戦8勝2着4回。2003年の若駒賞(地方重賞)に勝利した他、2004年の岩鷲賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山田政宏から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、岩手県馬主会によって525万円で落札された。

遠藤陸夫厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2003年）

5月25日、デビュー戦は草地保隆騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は467kg。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のエスエヌハヤテに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

6月23日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のウエストジーニアスに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月19日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のビギナーズカップ（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で草地保隆騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったウエストジーニアスから1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月18日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦の若鮎賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で草地保隆騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のウエストジーニアスをクビ差制して3勝目を掴み取った。

9月21日、中4週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で草地保隆騎手（4戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、トミケンウイナーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月25日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた6戦目は、2歳地方重賞の若駒賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で草地保隆騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマツリダブロッコを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

11月23日、中3週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で草地保隆騎手（6戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったスウィープザボードにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦の阿久利黒賞（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で草地保隆騎手（7戦4勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

3歳（2004年）

1月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳A2（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で草地保隆騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマツリダブロッコをアタマ差制して1着ゴールを果たした。

4月3日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳戦のスプリングカップ（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で草地保隆騎手（9戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったマツリダブロッコから2馬身半差の2着に敗北した。

4月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のやまびこ賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で草地保隆騎手（10戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマツリダブロッコに3/4馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

5月9日、中2週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のダイヤモンドカップ（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で草地保隆騎手（11戦6勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のマツリダブロッコをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

6月6日、中3週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の岩鷲賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で草地保隆騎手（12戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウエストジーニアスに6馬身の差をつけて8勝目を手中に収めた。

7月10日、中4週で迎えた14戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4歳（2005年）

4月23日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた15戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は草地保隆騎手（13戦8勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。