カマーバンド（2003年生、母マネーバンドル）

カマーバンド（2003年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「タキシードを着る時、ウエストに巻く幅広いバンド」。毛色は芦毛。種牡馬のミシル（当時15歳）と交配したマネーバンドルが23歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地25戦2勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

6月7日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。7頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のシャンハイオークスに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2006年）

2月5日、約8か月の休養明けで迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のオリオンシリウスに1馬身3/4の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

2月19日、中1週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

7月15日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の駒場特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて12着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の檜山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

10月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、逃げるハナパックを差し切れず、4馬身差の2着となった。

12月24日、中2週で迎えた10戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず12着に終わった。

4歳（2007年）

1月13日、中2週で迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

3月24日、中7週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた14戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた15戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の青梅特別（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

5月27日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

12月9日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた17戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（2008年）

1月5日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

3月1日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3月22日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月4日、中5週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

8月2日、中8週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトーセンマキシマムを半馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

9月13日、中5週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた26戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のフィリピントロフィー（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

6歳（2009年）

1月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。13着に敗れた。

4月11日、中9週で迎えた28戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。14着に敗れた。