プリティバンビ（1992年生、母ソールズベリー）

プリティバンビ（1992年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーリユート（当時14歳）と交配したソールズベリーが24歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）習志野牧場。戦績は、中央平地12戦3勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の潮騒特別(900万下)。

経歴

デビュー前

伊藤修司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

11月5日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は504kg。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月12日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に敗れた。

3歳（1995年）

4月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月13日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、セブンシュガーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6月25日、中1週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマリンスターに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月9日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の利尻特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のレッドアリダーに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月12日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の潮騒特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のワールドオートに1馬身1/4の差をつけて制した。

9月11日、中3週で迎えた9戦目は、フレンドリーカップ（水沢ダート2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦のサンタクロースハンデキャップ（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

4歳（1996年）

1月5日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた11戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、門松ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

1月13日、連闘で迎えた12戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の雅ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって13着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた13戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

2月25日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた15戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。