アイヅナヨタケ（2013年生、母ペリドット）

アイヅナヨタケ（2013年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「会津のなよ竹。しなやかで芯のある女性をイメージ」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時21歳）と交配したペリドットが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は能登浩。戦績は、中央平地10戦0勝、地方12戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2016年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、能登浩から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、真部晴徳によって270万円で落札された。

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

8月2日、デビュー戦は伴啓太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は456kg。17頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた2戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

3歳（2016年）

4月9日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた4戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

6月26日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

7月23日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

9月4日、中5週で迎えた8戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた9戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったオロフィナアスールに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月28日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエーデルローゼに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月21日、中2週で迎えた11戦目は、一般C26（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（2戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヤマニンゲイナーに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

12月29日、中4週で迎えた12戦目は、仕事納め特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

4歳（2017年）

1月11日、中1週で迎えた13戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で筒井勇介騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のオーバーストを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

1月25日、中1週で迎えた14戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で筒井勇介騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったモデストに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月7日、中1週で迎えた15戦目は、一般C14（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で筒井勇介騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったワンソックワンダーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2月21日、中1週で迎えた16戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で筒井勇介騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したシンボリテレサにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月10日、中1週で迎えた17戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

4月6日、中3週で迎えた18戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（8戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマインリーバーに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月28日、中2週で迎えた19戦目は、花水木特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（9戦4勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

6月1日、中4週で迎えた20戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（10戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るベストティアラを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月2日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

7月30日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。