グランフォーブル（2020年生、母マオリオ）

グランフォーブル（2020年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+フランスの通りの名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のTalismanic（当時7歳）と交配したマオリオが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム株式会社。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヴェルサイユファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、工藤圭司によって440万円で落札された。

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

9月10日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

3歳（2023年）

1月7日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず13着に敗れた。

2月25日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた5戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のサクセスハチハチをハナ差振り切って初白星を挙げた。

4月22日、中3週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

4歳（2024年）

1月14日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

2月10日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林勝太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

4月14日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のニシノピウモッソに5馬身の差をつけて2勝目をゲットした。