サクセスハチハチ（2020年生、母カリビアンロマンス）

サクセスハチハチ（2020年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+馬主の年齢より」。毛色は鹿毛。種牡馬のパイロ（当時15歳）と交配したカリビアンロマンスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂東牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、タカシマによって2,420万円で落札された。

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

3月11日、デビュー戦は亀田温心騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったイツモハラペコに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したグランフォーブルにハナ差届かず2着に甘んじた。

4月8日、中1週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように急駛したが、勝ったレッドラグラスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したボルネオにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月27日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、メイショウクモイに交わされて約11馬身差の2着に敗北した。

6月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

7月8日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8月20日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は亀田温心騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

10月12日、中7週で迎えた9戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、シクラメン賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマーティンヒルに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。