マイラプソディ（2017年生、母テディーズプロミス）

マイラプソディ（2017年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「私+狂詩曲」。毛色は青鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時16歳）と交配したテディーズプロミスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2019年の京都2歳ステークス(G3)に勝利した他、2021年の都大路ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

7月7日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は502kg。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のルリアンを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

9月14日、中9週で迎えた2戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグランスピードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月23日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳G3の京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のミヤマザクラに2馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

3歳（2020年）

2月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4月19日、中8週で迎えた5戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦3勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

5月31日、中5週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

9月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦3勝）。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。最後はバテてしまい18着に敗れた。

4歳（2021年）

3月7日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（6戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月15日、中9週で迎えた9戦目は、都大路ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマウントゴールドを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中3週で迎えた10戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（8戦3勝）。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

10月3日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ポートアイランドステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた12戦目は、G2の富士ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（9戦3勝）。17頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず最後はハッピーアワーと並んで13着同着となった。

5歳（2022年）

1月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ポルックスステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

4月23日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

9月11日、G2のフォワ賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は武豊騎手（10戦3勝）。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月1日、G2のダニエルウィルデンシュタイン賞（フランス・ロンシャン芝1600m）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（11戦3勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。