コウユールージュ（2006年生、母ベルグチェリー）

コウユールージュ（2006年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のクロコルージュ（当時11歳）と交配したベルグチェリーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内酒井牧場。戦績は、中央平地16戦0勝2着2回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の若菜賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、静内酒井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

8月24日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた3戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

11月8日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたチェアユーアップ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月22日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で赤木高太郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2009年）

1月21日、中5週で迎えた7戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若菜賞（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のボニータシチーをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

2月8日、中2週で迎えた8戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ノアウイニングに半馬身交わされて2着となった。

5月16日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に敗れた。

6月7日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では脚が上がってしまい18着に敗れた。

6月14日、連闘で迎えた11戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（3戦0勝）。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

9月12日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

4歳（2010年）

1月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた16戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

3月17日、中6週で迎えた17戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、逆瀬川特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

5月2日、中6週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。