トモティフレンディ（2004年生、母ライクノーマジーン）

トモティフレンディ（2004年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より＋ｆｒｉｅｎｄｌｙ（親しみやすい）からの造語」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時15歳）と交配したライクノーマジーンが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地6戦0勝、地方13戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の一般C2十11。

経歴

デビュー前

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

1月21日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。端に立つ形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 小雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

4月29日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に敗れた。

7月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

9月2日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

10月8日、中4週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

12月19日、中9週で迎えた7戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったケンコウランハートに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2008年）

1月3日、中1週で迎えた8戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマニンワーシップに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月1日、中3週で迎えた9戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダッシュタイカンを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

2月28日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2九十11（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアーバンスイーツを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

3月18日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月1日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

11月6日、中4週で迎えた13戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2十11（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のエスケイドラゴンに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月17日、中5週で迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3一（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（5戦3勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、オージアにクビ差交わされて2着となった。

2月27日、中7週で迎えた16戦目は、一般C2-11 12（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（6戦3勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2-14 15 16（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（7戦3勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた18戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2十11（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（8戦3勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。