タヤスアストラル（1994年生、母ハナサキメグロ）

タヤスアストラル（1994年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエブロス（当時8歳）と交配したハナサキメグロが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は川越ファーム。戦績は、中央平地24戦1勝、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は1997年のゆきつばき賞(500万下)。

経歴

デビュー前

久恒久夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

12月1日、デビュー戦は蓑田早人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に敗れた。

3歳（1997年）

1月11日、中5週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

2月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦のベストスパー特別（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蓑田早人騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のミスタートップランに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月29日、中5週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（5戦1勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝2000m 外回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のニッポーゲッターに3馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

6月8日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の五稜郭特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蓑田早人騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

7月19日、中5週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の信濃川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を5馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

8月31日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の弥彦特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

9月21日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の本栖湖特別（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は蓑田早人騎手（8戦2勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

4歳（1998年）

8月9日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

5歳（1999年）

4月17日、約8か月の休養明けで迎えた17戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた18戦目は、瀬波特別（新潟(地)ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（7戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のセフティーマオーに2馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

5月23日、中2週で迎えた19戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の大日岳特別（新潟芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の尾瀬特別（福島芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（9戦2勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して13番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は徳吉孝士騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを5馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の妙高特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で徳吉孝士騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

11月14日、中8週で迎えた25戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた26戦目は、板倉真由子騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の宗像特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。