キングダムシチー（1996年生、母ヘップバーンシチー）

キングダムシチー（1996年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時11歳）と交配したヘップバーンシチーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）富川田中牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着2回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は1999年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額4,000万円（1万×4000口）で一口馬主が募集された。

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

1月5日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい14着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったタイキポーラに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

1月30日、中1週で迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、プライドソルジャーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月14日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のドラゴンマーテルに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月14日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

4月18日、中4週で迎えた6戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のかいどう賞（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

12月12日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスリーシーズンに1馬身3/4の差をつけて久々の一戦を制した。

12月25日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

4歳（2000年）

1月6日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた10戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の太宰府特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた11戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の吉野ケ里特別（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた12戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の丹波特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた13戦目は、名古屋チャレンジカップ韋駄天賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のボールドリーダーに1馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

4月30日、中5週で迎えた14戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

6月10日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京ダート1700m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は野元昭嘉騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

5歳（2001年）

9月15日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の秋分特別（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。