テイエムスカット（2003年生、母リキサンフラッシュ）

テイエムスカット（2003年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋すっきりと（勝つ）」。毛色は鹿毛。種牡馬のテイエムオペラオー（当時7歳）と交配したリキサンフラッシュが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、中央平地9戦1勝、地方7戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

1月22日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

4歳（2007年）

1月9日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた2戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、一般C21（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったナンゴクエンジェルからハナ差の2着に甘んじた。

1月23日、中1週で迎えた3戦目は、一般C18（荒尾ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったタラートキンギンから1馬身半差の2着に敗北した。

2月6日、中1週で迎えた4戦目は、村島俊策騎手を鞍上に迎えて、一般C18（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月14日、連闘で迎えた5戦目は、宮平鷹志騎手を鞍上に迎えて、一般C17（荒尾ダート1300m 小雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月21日、連闘で迎えた6戦目は、一般C18（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は村島俊策騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のトウショウダークに3/4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月7日、中1週で迎えた7戦目は、一般C11（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井浩和騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のナンゴクエンジェルに3馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

3月20日、中1週で迎えた8戦目は、一般C9（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のワタリパークに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/不良）に出走。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

5歳（2008年）

2月24日、約8か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 小雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって15着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた11戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

3月30日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、5着を確保した。

4月12日、中1週で迎えた13戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中健騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のインサイダーに2馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

5月25日、中2週で迎えた15戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。17頭立ての16番人気で大外17番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた16戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の出石特別（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。