マルブンシャンハイ（2002年生、母マツリンドウ）

マルブンシャンハイ（2002年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時13歳）と交配したマツリンドウが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐藤孝之。戦績は、地方34戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年のダイアモンドターン賞( 牝)。

経歴

デビュー前

久保杉利明厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2004年）

8月19日、デビュー戦は宗形竹見騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は493kg。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた2戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したグランドイーグルに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月18日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳戦のダイアモンドターン賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のセドナに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月13日、中0週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳戦のカトレア特別（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた6戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の雷鳥特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3歳（2005年）

1月7日、中4週で迎えた7戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のアザレア特別（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

1月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のフォーチュネイト寒椿特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は宗形竹見騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗形竹見騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

3月11日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳戦の君子蘭特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳戦の沈丁花特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

4歳（2006年）

6月7日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた12戦目は、三井健一騎手を鞍上に迎えて、琴似特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた13戦目は、JAしずない万馬券特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三井健一騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のジンデンキセキに3馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

7月12日、連闘で迎えた14戦目は、上川生産連特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三井健一騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったコスモユウシから1馬身差の2着となった。

7月26日、中1週で迎えた15戦目は、ケンタウルス特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三井健一騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた16戦目は、マルチ・フォーメーション発売記念特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で三井健一騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。

8月22日、中1週で迎えた17戦目は、メイショウドトウ賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で三井健一騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた18戦目は、あいべつきのこの里フェスティバル特別（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で三井健一騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた19戦目は、北海道日高装蹄師会特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で三井健一騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のポジティヴに2馬身の差をつけて3勝目を収める

10月10日、中2週で迎えた20戦目は、エニフ特別（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で三井健一騎手（8戦2勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。13着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた21戦目は、三石町・静内町合併記念特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で三井健一騎手（9戦2勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

5歳（2007年）

4月19日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、日高軽種馬共同育成公社特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で三井健一騎手（10戦2勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた23戦目は、ノーザンホースパーク特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で三井健一騎手（11戦2勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた24戦目は、日高こんぶ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で三井健一騎手（12戦2勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

5月31日、中1週で迎えた25戦目は、ラスカルスズカ賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で三井健一騎手（13戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた26戦目は、ソングオブウインド賞（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で三井健一騎手（14戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のライプブロッサムに2馬身の差をつけて制した。

6月19日、連闘で迎えた27戦目は、アルタイル特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で三井健一騎手（15戦3勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた28戦目は、うらかわ馬フェスタ特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で三井健一騎手（16戦3勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた29戦目は、ペガスス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で三井健一騎手（17戦3勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた30戦目は、ダージー賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で三井健一騎手（18戦3勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた31戦目は、サッポロクラシック特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で三井健一騎手（19戦3勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた32戦目は、JAむかわほほえみ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で三井健一騎手（20戦3勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた33戦目は、フォーマルハウト特別（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は22戦連続で三井健一騎手（21戦3勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた34戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、ケフェウス特別（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。