アサヒトウコン（1986年生、母アサヒタマナー）

アサヒトウコン（1986年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミナガワマンナ（当時8歳）と交配したアサヒタマナーが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、中央平地15戦3勝2着4回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

加藤修甫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

1月29日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスズサラディンに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

2月25日、中3週で迎えた2戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の水仙賞（中山芝2000m 小雨/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

9月9日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、4歳以上400万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下の佐倉特別（中山芝2500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。0着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた5戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のスズサラディンに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

11月4日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったオンワードガッツにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝2600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、スマイルオンユーに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月24日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

4歳（1990年）

1月15日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、アンシストリーに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月4日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。

9月9日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田政人騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のセキテイジョイをクビ差振り切って久方ぶりの実戦を物にした。

9月22日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田政人騎手（7戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、シンボリプラットに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田政人騎手（8戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず3着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の秋嶺賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で柴田政人騎手（9戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVKテレビ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

5歳（1991年）

4月28日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた16戦目は、佐藤雅彦騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月8日、約7か月半の休養明けで迎えた17戦目は、一般（水沢ダート1800m 小雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤雅彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。