サイバーキングダム（2003年生、母マリスターⅡ）

サイバーキングダム（2003年1月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「電脳世界の王国」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時8歳）と交配したマリスターⅡが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦1勝2着3回。2006年のベンジャミンステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ブルードメヤによって4,410万円で落札された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月24日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したタイキクラリティにクビ差届かず2着に惜敗した。

3歳（2006年）

1月29日、中4週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したショウナンサザンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4月2日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシャチョマンユウキに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月16日、中1週で迎えた4戦目は、3歳オープンのベンジャミンステークス（中山芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、パッシングマークにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月13日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

10月1日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月29日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい18着に敗れた。