シャチョマンユウキ（2003年生、母メジロジュリアン）

シャチョマンユウキ（2003年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「映画名より」。毛色は栗毛。種牡馬のニューイングランド（当時6歳）と交配したメジロジュリアンが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は上野正恵。戦績は、中央平地8戦1勝2着3回、地方16戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上野正恵から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって441万円で落札された。

成島英春厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

4月2日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったサイバーキングダムに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月15日、中1週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったパシコグランルビーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のキングアーサーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

9月24日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

4歳（2007年）

5月26日、約8か月の休み明けで迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したマチカネノワキを差し切れず、1馬身差の2着となった。

6月9日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月20日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、おみなえし特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた10戦目は、カトレア特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったコルレオーネから1馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中2週で迎えた11戦目は、柚子特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嬉勝則騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた12戦目は、ポインセチア特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で嬉勝則騎手（3戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（2008年）

1月2日、中2週で迎えた13戦目は、正月特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で嬉勝則騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、雪割草特別（福山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で嬉勝則騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月16日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、梅の花特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で嬉勝則騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた16戦目は、すみれ特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で嬉勝則騎手（7戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた17戦目は、青柳特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で嬉勝則騎手（8戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた18戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、さくら草特別（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた19戦目は、かたくりの花特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は嬉勝則騎手（9戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月1日、中4週で迎えた20戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、水芭蕉特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のヤクモフォーティをクビ差制して久しぶりに勝ち星を挙げた。

7月9日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上（姫路ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

8月10日、中4週で迎えた22戦目は、芙蓉特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺博文騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた23戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、コスモス特別（福山ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月4日、中3週で迎えた24戦目は、われもこう特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。