タイオラシオン（1992年生、母タイキミコ）

Tai Oracion

1992.05.11

タイオラシオン（1992年5月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時7歳）と交配したタイキミコが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）メイタイ牧場。戦績は、中央平地13戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1996年の豊前特別(500万下)。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

7月22日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエルラインを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月19日、中3週で迎えた2戦目は、4歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

9月17日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（1996年）

3月10日、約6か月の休養明けで迎えた4戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の美濃特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月14日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のタマモジュピターに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月5日、中2週で迎えた7戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の鴨川特別（京都芝1800m 外回り 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スターセレッソに3/4馬身交わされて2着となった。

6月8日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の三河特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したパシアンに半馬身届かず2着に敗北した。

6月22日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の加古川特別（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のサイレンスホーラーに5馬身の差をつけて1番人気に応えた。

5歳（1997年）

1月15日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の八坂特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。