エアショセット（2004年生、母エアポーリヤ）

エアショセット（2004年3月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時15歳）と交配したエアポーリヤが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、地方11戦3勝2着3回。2007年の’07桃花賞(牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ラッキーフィールドから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

岡林光浩厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2006年）

7月28日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1400m 内回り曇/良）に出走。馬体重は511kg。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

10月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のジルハングアップに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月15日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るノースブラックを猛烈な末脚で3/4馬身差し切って2勝目を奪取した。

12月4日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のシーサイドアイドル特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ロングウェーブに交わされて5馬身差の2着となった。

12月30日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦2勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2007年）

1月23日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンの’07桃花賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦2勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ヒビキウィンに交わされて2馬身差の2着となった。

2月14日、中2週で迎えた7戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのユングフラウ賞（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

3月21日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（6戦2勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

8月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳戦のフォーチュネイトクローバー特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（7戦2勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

9月28日、中5週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた10戦目は、仲秋スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったスクワートルメローに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中3週で迎えた11戦目は、一般C1 C2（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のキリバスターに1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。