ロングウェーブ（2004年生、母プリンセスガビー）

ロングウェーブ（2004年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウイングアロー（当時9歳）と交配したプリンセスガビーが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）塚尾牧場。戦績は、地方33戦7勝2着3回。2007年の戸塚記念(S3)に勝利した他、2009年のゆりかもめオープン(ハンデ)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松代真厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2006年）

9月22日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は532kg。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエアモンティジョをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

11月15日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアブラガヤマトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月4日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のシーサイドアイドル特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエアショセットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

3歳（2007年）

7月11日、約7か月半の休養明けで迎えた5戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

8月10日、中3週で迎えた6戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の芙蓉賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月13日、中4週で迎えた7戦目は、3歳S3の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（5戦3勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパルパディアに1馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

10月18日、中4週で迎えた8戦目は、ハンデ戦の神無月特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4歳（2008年）

1月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、白富士盃（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（6戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた10戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（7戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

3月3日、中3週で迎えた11戦目は、林幻騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーレイン特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

6月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、ハンデ戦の麻綿原特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（8戦4勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた13戦目は、花氷賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（9戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったバグパイプウィンドに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中4週で迎えた14戦目は、SPAT4賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（10戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた15戦目は、’08ムーンライトカップ（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（11戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったケイアイプラネットに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月9日、中4週で迎えた16戦目は、S2の東京記念（大井ダート2400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（12戦4勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

5歳（2009年）

1月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦のガーネット賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（13戦4勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

2月20日、中3週で迎えた18戦目は、春麗賞（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（14戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた19戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、小金牧特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのゆりかもめオープン（大井ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は今野忠成騎手（15戦4勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のジルグリッターに1馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

5月13日、中4週で迎えた21戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、S2の大井記念（大井ダート2600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

6月11日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、短夜特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（16戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のブラックサーボをアタマ差振り切って勝利をモノにする

7月22日、中5週で迎えた23戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

8月27日、中4週で迎えた24戦目は、イーバンク銀行賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（17戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったセレンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月1日、中4週で迎えた25戦目は、S2の東京記念（大井ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（18戦6勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

6歳（2010年）

5月6日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、皐月盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた27戦目は、S2の大井記念（大井ダート2600m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月10日、中2週で迎えた28戦目は、短夜特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（19戦6勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジョーイロンデルをクビ差振り切って7勝目をつかんだ。

7月2日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（20戦7勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた30戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

7歳（2011年）

1月20日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた31戦目は、ハンデ戦の千葉テレビ放送盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（21戦7勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

2月23日、中4週で迎えた32戦目は、野島崎特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（22戦7勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

8月24日、約6か月の休養明けで迎えた33戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のガーナ共和国盃（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。