アイルオブマルタ（2001年生、母グロリオーサ）

アイルオブマルタ（2001年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「マルタ島」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時8歳）と交配したグロリオーサが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地7戦0勝2着3回、中央障害8戦1勝2着1回。2005年の秋陽ジャンプステークス(障害3歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月30日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/不良）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2004年）

6月6日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

6月26日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したワンダードリームを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月18日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で後藤浩輝騎手（4戦0勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で後藤浩輝騎手（5戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったプラントルドルフにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

10月2日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で後藤浩輝騎手（6戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ヤマニントゥドロワに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2005年）

1月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた8戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月26日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた9戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったコアレスクレバーから3馬身半差の2着となった。

8月6日、中5週で迎えた10戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーボヌールに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月3日、中3週で迎えた11戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は三浦堅治騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月5日、中8週で迎えた12戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。3着に入った。

6歳（2007年）

6月2日、約19か月の休み明けで迎えた13戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中京障害芝3370m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

7月28日、中7週で迎えた14戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月22日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。