アドマイヤエレノア（2008年生、母トロピカルブラッサム）

アドマイヤエレノア（2008年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋海外の名馬名」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時6歳）と交配したトロピカルブラッサムが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地20戦1勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤利一によって8,400万円で落札された。12歳のとき、ノーザンレーシングから「ノーザンファーム繁殖牝馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、鮫川啓一牧場によって550万円で落札された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

1月15日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は412kg。15頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月27日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

6月25日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

7月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

7月30日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のサクラテリオスに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

12月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

4歳（2012年）

4月15日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

7月21日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月19日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

12月23日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

5歳（2013年）

3月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（5戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

5月12日、中7週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

7月13日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

8月25日、中5週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた14戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の積丹特別（函館芝2600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

12月1日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

6歳（2014年）

1月19日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（8戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

2月9日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

2月23日、中1週で迎えた19戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（9戦1勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。