グラスデビル（2000年生、母ダンシンググラス）

グラスデビル（2000年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋強すぎて悪魔の異名を取る」。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時15歳）と交配したダンシンググラスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方25戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の一般C1五六。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

4月6日、デビュー戦は柄崎将寿騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は472kg。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柄崎将寿騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柄崎将寿騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で柄崎将寿騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、逃げるケイツーチャクルにアタマ差届かず2着に惜敗した。

5月31日、中1週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 雨/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は柄崎将寿騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柄崎将寿騎手（5戦0勝）。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4歳（2004年）

1月7日、約5か月半の休み明けで迎えた9戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったピエールマドンナにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

1月20日、中1週で迎えた10戦目は、荏原特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたコータロー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月12日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコワイコワイを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

3月4日、中2週で迎えた12戦目は、弥生特別（大井ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた13戦目は、若草特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた14戦目は、かんむり座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

5月24日、中5週で迎えた15戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月3日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、たて座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、勝ったチトセリュウにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

6月30日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた17戦目は、りゅう座特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

7月10日、中0週で迎えた18戦目は、やぎ座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のブルーライト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた20戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

5歳（2005年）

5月12日、約9か月の休養明けで迎えた21戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月28日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、初夏特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた23戦目は、さそり座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた24戦目は、りゅう座特別（大井ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた25戦目は、夏霧特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた26戦目は、潮騒特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた27戦目は、文京区特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた28戦目は、こぎつね座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（7戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

6歳（2006年）

5月9日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、市村誠騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、4着を確保した。

5月23日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で市村誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6月6日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で市村誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた32戦目は、風待月特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で市村誠騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で市村誠騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。