ウインヴェルヴ（1997年生、母オフトメロディ）

ウインヴェルヴ（1997年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンシングブレーヴ（当時14歳）と交配したオフトメロディが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は長田ファーム。戦績は、中央平地28戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年の吉野ケ里特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、長田ファームから「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場され、大迫忍によって2,110.5万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額3,800万円（19万×200口）で一口馬主が募集された。

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

11月7日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着を確保した。

11月28日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを5馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

3歳（2000年）

1月16日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた5戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月27日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを5馬身以上保って、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、タイノーブルレディに交わされて2馬身差の2着となった。

9月16日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月24日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（札幌芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、マヤノボイジャーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月15日、中2週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハイソアラーに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月19日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下の野地特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の気力で渋太く粘り込んで、最後は2着のセイフクエセルに4馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

12月24日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を5馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

4歳（2001年）

1月21日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上900万下（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は本田優騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の吉野ケ里特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のラブイズドリームをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

7月29日、約5か月半の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の洞爺湖特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦3勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（4戦3勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のポプラ特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（5戦3勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（6戦3勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

5歳（2002年）

6月16日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の五稜郭特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。

7月13日、中3週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた19戦目は、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

8月18日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の摩周湖特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のポプラ特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（7戦3勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

12月7日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北摂特別（阪神芝1400m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり17着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた23戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったサンエムノヴァに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6歳（2003年）

1月18日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の秋吉台特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（8戦0勝）。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、6着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（9戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

3月8日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の洲本特別（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の播磨特別（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。