サンエムノヴァ（1998年生、母サンエムタフネス）

サンエムノヴァ（1998年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のテンビー（当時8歳）と交配したサンエムタフネスが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）磯野牧場。戦績は、中央平地20戦5勝2着1回、地方2戦1勝2着1回。2003年のマーチステークス(ハンデG3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松田正弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

12月9日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月17日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のカンファーワールドを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2001年）

1月8日、中2週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

2月10日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

4歳（2002年）

1月19日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

4月27日、中9週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい16着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた9戦目は、名古屋チャレンジカップマーキュリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったブレシドクラウンから2馬身差の2着となった。

6月16日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた11戦目は、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のテミスに2馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

8月18日、中6週で迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るビーポジティブを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

9月8日、中2週で迎えた13戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のアカシヤ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のフサイチストラトスに3馬身の差をつけて4勝目をマークした。

9月22日、中1週で迎えた14戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の北斗賞（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、スギノリゼルヴァにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月13日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月30日、中6週で迎えた16戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2002ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のウインヴェルヴに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2003年）

1月12日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた19戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

3月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の内外タイムス杯（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンライズキングに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月30日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた22戦目は、G3のアンタレスステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。