シルヴァーデューク（2020年生、母ヴァナディース）

シルヴァーデューク（2020年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「銀+公爵。父の産駒を代表する存在に」。毛色は鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時7歳）と交配したヴァナディースが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は沖田博志。2022年のサウジアラビアロイヤルカップ(G3)で3着に入った他、2023年のアーリントンカップ(G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、田畑利彦によって4,400万円で落札された。

西村真幸厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月10日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のモンドプリュームに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月8日、中9週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳G3のサウジアラビアロイヤルカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月12日、中4週で迎えた4戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

3歳（2023年）

1月15日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、T.バシュロ騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

3月19日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのフローラルウォーク賞（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

4月15日、中3週で迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り雨/重）に出走。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、最後はトーホウガレオンと並んで4着同着となった。

5月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、エルトンバローズに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中7週で迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

8月12日、中5週で迎えた10戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの筑紫特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

10月22日、中9週で迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの柏崎特別（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したウインエーデルにアタマ差届かず2着に惜敗した。

11月18日、中3週で迎えた12戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったテンノメッセージに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったタシットに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2024年）

1月6日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

4月21日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り雨/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったエマヌエーレにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

5月19日、中3週で迎えた16戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

7月28日、中9週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい最後はアッシュバーグと並んで8着同着となった。

9月1日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

11月10日、中9週で迎えた19戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。