トウショウゼウス（1983年生、母ブルートウシヨウ）

トウショウゼウス（1983年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマラケート（当時10歳）と交配したブルートウシヨウが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地21戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は1989年の八ヶ岳特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

2月22日、デビュー戦は4歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。鞍上は村本善之騎手。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサイキョウスイセイを半馬身振り切って勝利を掴んだ。

3月16日、4歳400万下のさわらび賞（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

4月6日、4歳400万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

11月1日、4歳以上400万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は内山正博騎手。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

11月15日、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったハシハンターにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

4歳（1987年）

8月29日、4歳以上400万下（函館芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月12日、4歳以上400万下の仁山特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内山正博騎手。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月11日、4歳以上400万下の北野特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内山正博騎手。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月1日、4歳以上400万下の藤森特別（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で内山正博騎手。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

5歳（1988年）

3月27日、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は秋山忠一騎手。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後はメイジオリンピアと並んで2着同着となった。

4月9日、5歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は塩村克己騎手。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったキョウワカンキにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

4月24日、5歳以上400万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は秋山忠一騎手。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したトーヨーオーカンに半馬身届かず2着に敗北した。

5月14日、5歳以上400万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山忠一騎手。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

7月3日、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山忠一騎手。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月16日、4歳以上400万下の知床特別（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山忠一騎手。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したフォスターヒーローを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

6歳（1989年）

3月25日、5歳以上400万下の乗鞍特別（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で秋山忠一騎手。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

4月22日、5歳以上400万下の両津湾特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で秋山忠一騎手。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のトーコーミラーに1馬身1/4の差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。

5月13日、ハンデ戦で5歳以上900万下の八ヶ岳特別（東京芝2000m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は山田和広騎手。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミルオーを半馬身振り切って勝利を挙げた。

5月28日、5歳以上900万下の’89ダービースタリオンズステークス（東京芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

6月17日、5歳以上900万下の寒狭川特別（中京芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は内山正博騎手。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

7月30日、ハンデ戦で4歳以上900万下のオホーツクハンデキャップ（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリファードフォルムをクビ差振り切ってトップでゴールに飛び込んだ。